二胡の逸材-「スーパー老紅木」

「スーパー老紅木」、即ち普通の老紅木、普通の骨董老紅木と違い、
今までのない乾燥領域に入った特殊な老紅木。
(.....ハイ!単純に僕が面白いから付けた名前です....)

唐木、特に老紅木(日本では「紫檀」と言う)、インド鶏血紫檀(日本では「紅木(こうき)、黒檀など、乾燥するのは空気の中に、木の中の水分、油分が排出されたり酸化されたりする。すごく年月がかかる。

その中には野外で風雨に暴露されたものと室内(家具など)に居ったものもぜんぜん違う。
十三堂楽器二胡の特徴は、二胡材料のランクに対して、うるさい位詳しく分別されて、そしてそれに合う皮を選んで作りあげる。
それは二胡の材料を最大限生かすためのだ。
今までの材料は、自然乾燥がほとんど、時々花梨などの新しい材料は人工乾燥するが、今回特別紹介したい材料は、今までのない乾燥方法で「作った」材料。

さあ、「スーパー老紅木」はどう言う材料でしょうか?

まず、そのベースはある程度自然乾燥された老紅木を使い。
勿論そのまま二胡に作って、いい音色がでる。
その材料をブロックのまま水に沈ませる。

「なに?木を水に沈ませる?」

そうなんです!その水にある工夫をしないといけないが(それは企業秘密....笑)

それをずっと眠らせて20年以上。
すると水の中のバクテリ、微生物、真菌などが木の導管に滲入し、導管に残った樹液や樹脂を分解して、導管がきれいな空洞になる。
表面を削ると明らかに導管の痕ははっきり目立つ。
そのの板を叩くと、金属のような響きがする。
振動に邪魔する樹脂などがなくなり、老紅木が愉快に響く感じ。

現在二胡を数本に作った、特殊な型式が付けずに、普通の二胡(301、201)と混ぜて販売している。
お客さんが自ら探して、スタンダードの二胡を弾き比べてください。
きっとその驚きを楽しめると思う。

15112801.jpg



呉俊徳

















15112903.jpg


老紅木その1


二胡の木材と言えば、一番先に書きたいのは老紅木。個人の好みです・・・笑

“ロウコウボク”と呼んで、黄檀Dalbergia spp系の材料で、昔広東省近辺の木材商人が“紅酸枝”と名づけた。

また、紅酸枝系はも何種類があるので、よく使われているのは漢字名「交趾黄檀(Dalbergia cochinchinensis)」と言った材料。

が、こんな薀蓄な知識は覚えてもあんまり意味がない.....。

1506211benisannsi.jpg

大体中国では固い唐木で作った家具を全部「紅木家具」と言う。

なので「紅木」の範囲は広すぎる。

ここで注意してほしいのは、日本の三味線の最高級材料「紅木(こうき)」は中国の「檀香紫檀(印度小葉紫檀)」に当たるもので、日本の「紫檀」と言う材料は中国の「老紅木」です。

これからは先ず、老紅木の「老」字は、「古いもの」ではなく、「古く見える」意味です。違いないようにね……

1506212.jpg

「老紅木-紅酸枝」の原木を切断してから暫く経つと、表面が鮮やかな赤から暗い紫赤になる。

もっと時間が経つと、中まで濃くなる。酸化する現象だが、ダック色に変化したのはほか濃くならない「紅木」(例えば白酸枝)と区別ために「老」を付ける。

また、新しい「老紅木」でも表面が濃くなるので、本当の30年~100年に経って自然乾燥した材料と区別ために、十三堂楽器は「骨董」を付けた。

同じ骨董老紅木でも屋根や家具から取った材料と野外で自然乾燥との乾燥度が違う。

乾燥度は直接振動と音色に関わるので、これに関してはまだ次の文章で説明する。

1506213.jpg

呉俊徳

木材雑説-総説

二胡の材料はそれぞれ。

高級二胡は主に老紅木、紫檀、黒檀などの材料を使われてる。

市販の二胡には「最高級老紅木」、「アフリカ小葉紫檀」などなど聞いたら高級そうな材料がよくある。

メンテナンスの時、「これは本物?」と鑑定の依頼もある。

「紫檀と言われて“ン十万”だった」のもので、実際はそんなに高くないアフリカ産の材料だった。

びっくりとがっかりですね。

「材料の知識を正しく勉強して、二胡を適正な価格設定」を二胡の世界を求めた。

でも人は時々言われた事を丸々呑み込んで信じてしまうから、色んな誤った知識がこの世に広がっている。

例えば「骨董老紅木」の名前を使った時、「老紅木」は“老”“紅木”なので、骨董の名を付けて何なの?」と言う他社からの指摘があった。

笑ったが、楽器屋さんなのに知識不足なのはちょっと残念かなと思った。

二胡を始めた以来、僕はずっと二胡の事を勉強した。変な知識や誤った情報をそのまま覚えてしまった事もある。

自分が楽器屋さんをやっている上で、情報を正しく伝える責任があると思って色んな資料や専門の本を集めてきた。

例えば本当の紫檀に対して、日本と中国の認識が違う事も僕が昔から皆さんに伝わっていた。

でもほとんどの方はまだ分からない。

写真は集まった木材に関する本の一部ですが、読むほど木材の複雑世界に舌を巻いてしまうのだ。

その中に「紫檀」、「紅木」、「木鑑」この3冊は紫檀、紅木に関して詳しく書いてある。

それでも足らないです。材料の世界は思ったほど複雑で、見たことのない材料はいっぱいあり過ぎ。

なので、このブログを書く機にしてできるだけ簡単に正しい情報を整理しようと思ってる。

僕にとってもいい勉強になると思う。

どこまで書けるか、多分スタッフ達も疑問を持ってるが・・・・笑

まあ、頑張ります。


1503291.jpg
1503292.jpg

呉俊徳

皮張替えの必要があるって本当なの?

先日東京の徳絃社で、二胡調整のお客さんが来られた。

北京八角形黒檀二胡だった。

15010901.jpg


どうしても外弦を弾く時第一ポジションDの音が雑音になりやすい。

ほかのところで調整に出したら、蛇皮が薄いからその雑音が出るため、張り替えたほうがいいと言われたそうです。

お客さんはとても心配しているようだった。皮の張り替えか....っと。

そして雑音になる原因のもうひとつは胴体中の第二音筒が固定できず落下したと言われた。

そのため接着剤で第二音筒に棹が貫通したとこに接着剤を入れて仮止めしていた。

お客さんは一週間後演奏があって、でも問題が解決できなかったため、とても焦っていた。

------検証-------

とりあえずその二胡の本体状況を全体にチェックした。

北京二胡製作師名匠の王鉄樹の作品で、同じような楽器は僕も20年前から持っていた。

懐かしい。この二胡の特徴もよく分かった。

弾いてみたら確かにDの音が時々変な音になる。

お客さんに「これはウルフ・トンの可能性が高いで、よく楽器に出てくる問題音」と説明したら、ちょっと意味が分からないそうだが。

まず一番調整しやすい順番で駒とフェルトを交換した。

元の駒は油煎駒で、背が少し低い。

十三堂のやや背高い血紫檀駒を入れ替えて、元々あんまり効果のないフェルトを十三堂の高密度羊毛フェルトに換わた。

14010903.jpg 15010904.jpg



すると、Dのウルフ・トンが出なくなった。

お客さんは信じられない顔で、音色もこんなに変わったとびっくりしたようで。

こんなに簡単に雑音消すとは........お客さんはうれしいし、僕もほってした。

では次は音色の調整。

十三堂の血紫檀駒は重さがやや重い、結構皮の振動を抑える効果がある。でもウルフ・トンは消えた。

お客さんの目が瞬間大きくなった.....(笑)

だが、この駒をつけると、せっかく大きく明るい音色が急に風邪気味音色になった。

そして今度十三堂の骨董老紅木駒を入れ替えた。

15010902.jpg


するとこの二胡は瞬間生まれ変わったようにとても甘い音色に鳴った。

驚いたお客さんは嬉しい顔でしばらく弾いてた。よかったです。

第二音筒は接着されて動かないのでそのままにした。

本来なら第二音筒の棹穴が緩めると、二胡全体にビリビリのような雑音が出る。

だから音筒の問題じゃないと思った。

確かに北京二胡の皮は薄い。

でもあんまりいい皮を使ってない、安っぽい観点は間違いだった。

北京の職人さんは八角形の二胡に合わせて、皮の厚さを調整するため薄く削ってある。

北京二胡独特の明るい音色が出て、音量も大きい。

それは多年の経験や研究の結果でなった作り方。

この二胡の皮は鱗の配置が整えるし、弾力もある。

二胡は5年使ったので、真ん中はやや凹んでいるため、

駒を少し背の高い駒に換えてで弦と皮のバランスを取る。

蛇皮交換はよほど凹み、雑音など調整が解決できないものなら仕方なくやりますが、

それは最後の手段です。

調整がうまくできず、すぐに蛇皮交換を言い出すのは、お客さんがショックするし、その製作者にとても失礼だと思うね。

呉俊徳

十三堂の弓の話

十三堂の弓の話


@十三堂特製弓の開発


十三堂楽器が創立した事で、一番楽しいのは自分がほしい楽器やアクセサリが自分で設計して作れる事です。


単純の商売なら仕入れて、お客さんに販売して、利益を取る、と言う流れのはず。


でも、つまらない。何か楽しい事やろうと、常に考えています。


例えば、今本店の場所を決めたのは、「お茶飲みながら通天閣が見える十三堂」の理由だった。
(今はビル沢山増えて見えなくなったが......泣)


一回目の記念日(何だっけ?)抽選会をやって、トップ賞はなんと高級二胡だった事もあった。


むちゃなやり方、けれど楽しい。


話が遠くなった。


今回は十三堂の弓の話。


二胡業界はこの数年とても早いスピードで広がって進歩してきた。


でも始まった当時ケースや弓などのアクセサリの品質もいまいちだし、選択肢は少なかった。


初めに、十三堂は北京弓と上海の寿康弓2種類しかなかった。

P1010111.jpg


というか、この以外に選べるものはなかった。


ほかにいい弓ないかと、お客さんに聞かれた時、自分で作ろうと思った。


二胡工房の李先生に相談して色々意見を交換した。


竹や毛の仕入れる所が確固してから数本のサンプルを作ってくれた。

yumike.jpg

その中に、チェローの弓の幅を参考して作った弓にとても気に入った。


最初はやや重いかなと思ったが、慣れたらすごく弾き心地がよくて、音も出やすかった。


それを十三堂楽器看板商品の一つとして決めた。


この弓の特徴は毛の量が多く、そして幅が普通の1.5倍以上、重量感があるが弾力がある。


指で持つところにゴム収縮チュップでつけてあるので、持ち心地がいいです。


他の弓と比べやや柔らかい感じで、くせがちょっとあり、慣れる慣れない事も個人差があるが、最初出す音のパワーはだれても驚くはず。


「最高の弓」とは言えませんが、重さが安定させるので、初心者でも音の安定感に助けになる。


毛の量がもっとも多い(当時)と幅広いために音量はとても大きく出せる。


弓魚の形が北京式、上海式2種類作られた。

P1010084.jpg


単純に形の違いではなく、弓魚に毛付け根の形によって、弓の弾力は変る。


好き嫌いで選べればいいと思った。



@十三堂が名弓も仕入れた


お客さんの好き嫌いがあるので、仕方なくお店のほうが他の職人さんの弓を扱う。


上海の寿康弓と北京王小迪の特製弓。


寿康弓は上海製弓の中にもっともまともな弓です。


「精品寿康弓」と普及版の「寿康弓」2種類あります。

P1010086.jpg


同じ工房から作られているものが、品質がだいぶ違います。


僕昔よくこの弓を使って、コンテストに出る。評判のいい弓ですね。


弓毛の指支えが魚網編み形になっているのは一つの特徴だが、初めて使った時結構指が痛く感じるが。


最近のものはチューブを入れて改善されている。


王小迪は一番有名な女性弓職人さんで、十年近く前からの知り合いです。

P1010109.jpg



二胡始めた頃最初買った二胡には王氏の弓が付いてた。


十三堂が弓を扱うなら王さんの弓を是非売らせてくださいっと本人にお願いして販売を始めた。


王さん十三堂のために弓を2種類作ってもらってる。


「羊皮無双弓」と「白骨弓」。


羊皮無双弓の魚部分は黒檀か紅木で作られ、昔真ん中に丸い螺鈿が嵌められている。


今は無双の漢字彫刻になっています。

P1010083.jpg P1010081.jpg


将来は中の螺鈿が可愛い形に変えようとデザインして今計画している。


無双は「三国無双」が有名ですが、「独一無二」の意味がある。


この弓は竹材質寸法、弓の毛のランクを全部指定して、他の「王小迪弓」と違って十三堂バージョンに作られている。


毛のランクと原価まで指定したし.....笑


いつも丁寧に作ってくれて今まであんまり大きいトラブルはなかったね。


そしてそれと比べたら、白骨弓は安いバージョン。


値段を抑えるため少し竹などのランクを落として、弓魚を骨に変った。


安いと言っても王氏が丁寧に作ってあるので、他市販の安い弓と比べたら、


結構高級弓のランクに入るのはず。


最近は弓魚の部分をなんかデザインを変えようと思って王先生と相談しているところ.....


でも白骨ではなくなるじゃないかな...名前は

P1110122.jpg



呉俊徳 

固い固いなのに軽いハードケースがほしい

十三堂楽器ハードケース開発秘話 







最終話








『固い固いなのに軽いハードケースがほしい』

















EVAハードケースは数年間使った。二胡の付属品としてつけるとお客さんも大満足。






だが、似た形の原型の台湾ケースは中国の業者に大量コピーされて、ほとんどのケース工場はこの形のケースを作った。





もっと固いいい感じのハードケースも台湾の業者、香港の業者、次々作り出した。





それに自分のEVAケースがだんだん在庫がなくなり、次はどうしようか考えていた。






他所からケースを入れるか、また投資して自分作るか悩んだ。





「格好いいケースがほしいなら....」自分開発しかない!と決意した。






やっぱ自分で作るのは好きのだ。(スタッフ:......(汗))






まず手書きで、ケースの図面を書いてみたり、何回か修正した。





リュック式、丈夫の範囲内最小限の厚さと重さ、パーツ、チュナーのスペース、弦の置く場所、電車になる時立って状態の取手など、かなり欲張り.....






その図面をケースメーカーに持っていって話したら、内装はどうしても作れない。





布を貼るのは全部手作業なので、会社の生産ラインには作れない。






手書き図面をもとに書き直してもらって、型を作って外箱を試作した。





でも、どうしても私が望んでいるケースと違うし、中の内装も大きな問題になる。





がっかりした。とりあえずこの案を置いて、他所のケースを代用品として使った。






暫く経って運命の出会いがあった。






2010年の上海楽器展示会に行った時、西洋楽器のブースに台湾の楽器ケースメーカーたまたま見付った。





いい感じの管楽器やバイオリンケースを作ってあって、綺麗だった。





台湾の会社で2代目社長は僕と同年代からすごく話しが合った。





二胡もこんないいケースがあればいいなと思った事を話した。






「いいじゃないの?やってみようか」と意外とその社長がすぐ話に乗ってくれた。






早速生産に交渉した。図面を少し修正して、何回かが会社に行って相談した。






問題は数量と資金。そこでねばる.........(笑)





交渉、再交渉。そして図面確認、書き直す。一年半経った。





その社長は僕の考えをよく理解してくれて、応援すると言ってくれたから、





小ロットで色は青、赤、パール3色も作ってくれる。






あり難い!私が納得するハードケースは遂に完成した。






嬉しいリュック式にした。電車に乗るとき立って持てる。






今は十三堂楽器以外に、東京の徳絃社、博多天神二胡ショップ心響、二胡姫など販売開始している。









【リュック式ハードケース】

14112301.jpg





14112302.jpg






14112303.jpg









興味がある方は是非現物をみて感想を教えてください。





おしまい♪





呉俊徳



ほしいと言われて作ったソフトケース

十三堂楽器ハードケース開発秘話 




第二話





『ほしいと言われて作ったソフトケース』





















数年前まで(※2004年頃の話)ソフトケースは中国製の薄っぺら黒くてダサい二胡袋みたいなものしかない。






台湾では丈夫なソフトケースも作ってあるが、あんまり特徴がない。







いいソフトケースはほしいお客さんが増えて、それも自分で作ろうと思って、






またその会社にお願いして作ってもらった。







「丈夫で使えやすいものがほしいので......」






そして特製ソフトケースが生まれた・・・・










【十三堂特製ソフトケース】
14112201.jpg



14112202.jpg14112203.jpg


14112204.jpg
















ファスナーの取り付けが逆ですが・・・・・(笑)

















第二話、おしまい♪




呉俊徳






始めのケース-EVAハードケース


十三堂楽器ハードケース開発秘話 






第一話






『始めのケース-EVAハードケース』

















十三楽器が成立初期(2002年頃)、ケースは全部中国製の発泡スチロールのハードケースを使った。





品質が悪くすぐ壊れるので、よくお客さんからクレームがくる。






楽器はいいものだが、付属品が粗末なものになれば自分も納得できない。






探してもいいケースがなくて、自分で作ろうか、その時この考えを生まれた。






まず楽器ケースの工場が多い台湾の中部台中に何社を尋ねたが、なかなか結論がでない。






予算の問題もありますが.......




ある日プラスチック原料を売買する同級生に話したら、台南の有名なスーツケースメーカーを紹介してくれた。






こんなしょうもない小さい案件は受けるか、だめもとで話しに行ったら、




社長が音楽の愛好家で、自分もサックスのケースを開発中などすごく話しが盛り上がった。






なんと少量なのに、生産協力にしてくれた。支払いもいい条件をつけてくれた。






設計図面を数回確認して、






そこで、十三堂楽器第一号EVAハードケースが生まれた。






もともとEVA樹脂は衝撃強度に優れたので丈夫で二胡を守れる。





当時日本ではまたこの形のケースがなく、好評を受けた。






まず一安心で数年間このハードケースを販売し続けた。











【初代 十三堂特製ハードケース】
14112101.jpg




14112102.jpg14112103.jpg








第一話、おしまい♪





呉俊徳












人工皮二胡の歩み

蛇皮の替わりものの実験は、10年前から始まった。

なぜ人工皮二胡が必要でしょうか?私が思ったいくつの原因がある。

1.錦蛇の減少によるエコ意識
従来錦蛇は野生のものしかいない。二胡以外に、皮靴、かばんなどの革製品 に使うので、大量に捕殺されて絶滅危機に あった。

2.蛇皮は湿度に弱い
演奏の時期、場所によって音色が変わってしまうので、困っている人が多い。

3.室外演奏の心配
時々室外で演奏しないといけない時、突然の雨や強い太陽の光に蛇皮が痛む 可能性がある。

4.柄が...
蛇が苦手な人は、二胡触れない......

5.宗教
仏教の方なら殺生は罪なので...

6.国外持ち出し
蛇皮を使わないから問題にならない...

そういう訳で、10年前から二胡製作者李先生にお願いした。

まず、他の動物皮を試した。

私の手元に壊れた三味線の破れた猫皮を試した。
猫皮はちゃんと鳴るが、柔らかいせいか音色は暗くて元気がない。でも面白い な音色なのでキップした。

李先生は私が知らないうちに、羊皮、鹿皮、豚皮など色々試したらしい。
でも全部失敗した。

今度私が提案したのは太鼓の張替えされた古い台湾水牛皮を試した。
驚いた結果、初めて二胡らしい音に鳴った。
成功したかと思ったが、太鼓の新品牛皮も試したら、厚くていい音にならない。
牛皮は古く、弾力があるものしか使えない。古い皮でたまたまよかったかもし れない。
(数年間置きっぱなしして真ん中少し凹んだ)

次は沖縄三線の人工皮を試した。
人工皮とはいえプラスチック製の布で、色んな厚さのものがあった。

結局二胡らしい音までには納得できない。
市販他所の布皮二胡よりいい音がするが、二胡の音ではない。

んん~どこか違う。

って、プリント蛇柄いらないし......

ある日音楽を聴いているうちに、突然ピンッときた。

スピーカー名門「B&W」社のユニットに防弾材料を使ったものがある。
これなら何とかいけるじゃないか、改めて布工場に相談した。

こんな感じの布はないかっと。

すれと、何種類のサンプルを頂いた。
それで貼ってみたり、そしてその上に液体素材でコーティングするなど色々工 夫した。

何回試作繰り返したり、サンプル二胡を送ってもらったり、

遂に....

「完成したよ。試奏しにきて」という連絡があった。

早速工房に飛んでいって、目の前にこんなやつが並んだ。

二胡2本、布皮は無地の白で、その上に何かを塗ってある。表面の固さと振動 の均一性のためだ。

弾いてみた。さすが李先生........

一本目は「伝統蘇州二胡の音」、もう一本は「近代曲に合う上海二胡の音」。

とにかく二胡の音がする。100%言えませんが、90%以上似ていると感じた。

よかったです。10年間かかったが。

「先週二胡演奏家の高揚先生に弾いてもらったよ。先生はびっくりして30分弾 き続いて音色を誉めた」

それは面白い、二胡の愛好家にとっては。

もう少し音を調整して、今度十三堂楽器で展示会をやろう。





141101 呉俊徳







1411011.jpg
2014/7試作 1988年張龍祥作老紅木二胡人工皮貼替え (徳絃社試奏開放中)

1410311.jpg
花梨

1410312.jpg
老紅木

1411013.jpg

1411012.jpg
2014/9 2014年李十三新作骨董老紅木二胡人工皮貼り

1411014.jpg
各種蛇皮と人工皮の弾き比べ
店舗案内

十三堂楽器

Author:十三堂楽器
二胡・中胡・琵琶・笛子・古箏等販売・調整・修理・通販・卸対応。音楽教室併設(二胡・笛子・琵琶・古箏)
体験レッスン随時募集中。
TEL 06-7506-2750
FAX 06-4560-4617
営業時間 10:30~19:00頃
※火曜日・祝祭日(土日除く)定休
〒532-0011
大阪府大阪市淀川区西中島4-11-9
Email: mail@13do.com
HP:http://www.13do.com/

最新記事
カテゴリ
検索フォーム